東京・仙台を拠点にアンティーク家具修理・補修・リフォーム・販売しているファニチュアヒロシ。アンティーク椅子・ソファ・テーブル等全国対応。

ヨーロッパの豊かな暮らしをお客様と一緒に考えるお店

アンティーク家具 ファニチュア ヒロシ

〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-5-15

受付時間:10:00~17:00(毎週木曜)

無料相談実施中

法人・個人問わずお気軽にお問合せください

豊富な生地の見本帳やモリスの壁紙や生地を取り揃えました。インテリアプロデュースや実例集がありますので、皆さんのお好みにあわせたインテリアをお楽しみください。夢のあるプランを一緒にお作ります。

モリスの部屋で、自分の部屋に取り入れたイメ-ジを考えてみませんか。実際モリスの生地で作られたイス・タペストリ-・ベッド・照明器具を見て、たくさんの生地見本からヨ-ロッパの歴史や文化を取り入れたお部屋づくりを考え、自分の暮らしを変身する心地よさをお楽しみください。

ウイリアム・モリス

 

 

William Morris(1834~1896)

モリスとは,英国人ウイリアム・モリスのことです。

近代デザインの創始者と謳われる19世紀のイギリスで最も傑出した芸術家、デザイナー、詩人。
イギリスの産業革命後の機械化による大量生産と職人軽視の時代のなか、装飾芸術の分野で手仕事の重要性を強調しました。
「美しいと思わないものを家においてはならない」と語り、手仕事から生まれる自然に根ざした美しさを発表し続け、草花や樹木をモチーフとしたファブリックスや壁紙は今も新鮮な魅力に満ちています。
彼が残したデザインから生まれるコレクションは、今日も世界中の人々へ不変の美しさを届けています。

モリスギャラリー イギリスLONDON

イギリスロンドンの東郊外ウオルサムストウにある素敵なモリス博物館です。モリスが実際に住んでいた家で一般公開しています。中心部からバスで1時間ぐらいで行けるところなのでお勧めスポットです。

http://www.wmgallery.org.uk/

1860年頃の英国は産業革命の影響で、どんどん手仕事が機械に置き換えられ、安易な物があふれていました。こんな世相に反発しモリス達がかかげた理念は、手仕事による芸術性をとり戻そうとするものでした。1880年代になると、モリス商会と同じような理念をかかげる工房やアトリエが多く生まれました。1888年開かれた展覧会の名をもって、彼等の運動は後年「アーツ&クラフト運動」と呼ばれるようになり、ヨーロッパのアールヌーヴォー様式や、日本の民芸運動にも大きな影響を与えました。

ファニチュアヒロシ  モリスの部屋

アンティーク家具とウイリアム・モリスの世界を楽しんでいただける部屋を2階に作りました。実際にイスやソファを張り替えた商品を身近に感じてもらえるように英国アンティークのイスや現代家具にもモリスのデザインがどのように取り入れ私たちの暮らしに溶け込めるかを見てほしいです。カーテン・椅子張り・クッション・テーブルクロス・ランチョンマット・ベッドスプレット・ランプシェード・ひざ掛け・タペストリー・カーテンなどお好きな生地でお作りすることが出来ます。

ウイリアム・モリスと日本

2014年9月30日Sanderson社の元最高責任者マイケル・パリー氏が来日してモリスの生地を取り扱うマナトレーディングのショールームでMORRISCoのストーリーというセミナーを聞いてきました。モリスのデザインには日本の文化、伝統、禅、自然、食事などから影響をうけて独自のデザインを作り上げたようです。

ウィロボーは日本画の柳を見て連想してデザインしたようです。   

西洋インテリアに異文化を取り入れ、装飾芸術を作りだし100年以上過ぎた現在でも世界中から愛されています。日本の影響を受けてデザインされたモリスの生地は世界75か国に輸出されており、ナンバーワンは日本だそうです。日本の文化を取り入れられているモリスのデザインは逆輸入されて我々の生活に溶け込み暮らしの一部になりつつあると思います。1862年ロンドン万国博覧会がロンドンのハイドパークで開催され日本が600点を超える物が出展されたようです。日本人が選び展示した訳ではなくイギリスの在日総領事の外交官が集めていたコレクションを展示したようです。そのために日本人の感覚とは違ったようで日常生活で使われた物が多く日本の使節団は他国に比べみすぼらしくガラクタを展示してと思ったようです。

でも、イギリスでは高い芸術性と精巧な技術に注目されて「ジャポニズム」の流行がパリを中心にヨーロッパで爆発的な人気がでたようです。展示された物は、漆器、わら細工、籠、陶磁器、冶金製品、和紙、革製品、織物、彫刻、絵画、挿絵、版画、機械、教育用の作品と器具、玩具などです。

日本のものづくり技術の素晴らしさが認められ取り入れたこそ私たちの生活にどことなくなじむのかもしれません。

 

●ウィリアム・モリスの生涯●

  (1834~1896)

 

1834年0歳3月24日、富裕な家庭の長男としてロンドン郊外のウォルサムストウ、クレイ・ヒルのエルム・ハウスにて誕生。
1851年17歳モールバラ・カレッジにて学内騒動が起こり自主退学。
ウォーターハウスへ転居。少年時代の約8年間(1848年から1856年まで)モリスが住んだ家で、現在はウィリアム・モリス・ギャラリーとなっている。
1852年18歳聖職者を志し、オックスフォード大学に合格。
エドワード・バーン=ジョーンズ に出会う。
1855年21歳バーン=ジョーンズとフランス旅行をし、ジョン・ラスキン の影響を受け共に芸術家になる事を決意。
大学を去り、オックスフォードの建築家に弟子入りする。
1856年22歳先にロンドンへ来ていたバーン=ジョーンズが、ダンテ・ガブリエル・ロセッティ に弟子入り。
バーン=ジョーンズを通じてモリスもロセッテイ に出会い、画家を志す。
1857年23歳オックスフォードの学生会館フレスコ画製作に参加。
この時、ロセッティがモデルとして探し当て、連れていたジェイン・バーデン と出会う。
1859年25歳ジェイン・バーデンと結婚。
1860年26歳モリスの友人フィリップ・ウェッブ建築によるモリスとジェインの新婚の家、レッド・ハウス完成。
1860年代 モリスとジェイン、ジェインの妹がレッド・ハウスのために、『サンフラワー』 という壁掛けを刺繍。
この刺繍を基にして、2011年アーカイブ・コレクションで 『ジェインズ・デイジー』 が作られた。
1861年27歳長女ジェニー誕生。
モリス・マーシャル・フォクナー商会設立。
1862年28歳次女メイ誕生。
ロンドン万国博覧会でモリスのデザインした 『デイジー』 の刺繍の壁掛けが金賞を受賞。
1864年30歳リューマチ熱後、最初の壁紙 『トレリス』 デザイン。
壁紙 『デイジー』 『フルーツ』 デザイン。
1865年31歳商会がうまくいかず、ジェインも鬱病になる。レッドハウスを売却。
1868年34歳物語詩 『地上の楽園』 第一巻出版。
1870年36歳『地上の楽園』 最終巻により、モリスの詩人の評価が不動のものとなる。
1871年37歳スクロール』 『ブランチ』 をデザイン。
別荘となるケルムスコット・マナーをロセッティと共同で借りる。
ここでの生活でモリスの妻とロセッティとの関係が親密になり、モリスは深く傷つく。
1874年40歳壁紙 『ヴァイン』 などをデザイン。壁紙 『ウイロー』 商品登録。
1875年41歳モリス単独のモリス商会設立。
ファブリックと壁紙 『マリーゴールド』をデザイン。 『アカンサス』 が商品登録される。
1876年42歳ファブリック 『ハニーサックル』 『アイリス』 『ピンパネル』 『クラウン・インペリアル』 などを生産。
ファブリック 『コロンバイン』 のデザインは、2011年に 『ブルーベル』 としてアーカイブ・コレクションで復刻。
1877年43歳ファブリック 『フルーツ』 などを生産。
1878年44歳ファブリック 『ピーコック&ドラゴン』 をデザイン。
ハマースミス近くのケルムスコット・ハウスへ転居。
ケルムスコットマナーにちなんでケルムスコットハウスと命名。
寝室に織機を置き、タペストリーを織り始める。
この頃の作られたラグにはハンマーと川のマークが織り込まれている。
現在、ケルムスコットハウスは、1953年に設立されたモリスの作品や理念を世界に広げるウィリアム・モリス・ソサエティの本部となっている。
1882年48歳ロセッティ54歳で死去。
ファブリック 『ブレアラビット』 『バード&アネモネ』 『ローズ&ティッスル』 製作。
1883年49歳ファブリック 『ケネット』 をデザイン。人気柄 『いちご泥棒』 商品登録。
1884年50歳社会民主連盟の機関誌 『ジャスティス』 創刊。執筆と資金援助を行い、自ら街頭で販売。
ファブリック 『クレイ』 デザイン。
1885年51歳壁紙 『ガーデン・チューリップ』 をデザイン。
社会主義同盟を結成、モリスを編集長として同盟の機関誌 『コモンウィール』 を発行。
次女メイ・モリス、商会の刺繍部門の監督となる。
1887年53歳壁紙 『ウイローボウ』 デザイン。
1888年54歳壁紙 『オータム・フラワー』 デザイン。
1890年56歳ケルムスコット・プレス設立準備のため、活字のデザインに熱中。
1890年代 ジョン・ヘンリー・ダールがデザインした 『マリー・イザベル』 が刺繍される。
1891年57歳次女メイ・モリスがケルムスコット・マナーのモリスのベッドのカーテンを刺繍。
その刺繍からインスパイアされ、2011年 アーカイブ・コレクションで 『ケルムスコット・ツリー』 がデザインされた。
農業など生産活動が人の手で行われ、労働と芸術が結びついている中世的な 『ユートピア』 を描く。
宮沢賢治の考える理想郷イーハトーブはモリスの流れを汲んで出来たものだといわれている。
糖尿病となる。
1894年60歳ジェイン・モリスが、ケルムスコット・マナーのモリスのベッドカバーを刺繍。

1895年

61歳その刺繍からインスパイアされ、2011年 アーカイブ・コレクションで 『ケルムスコット・トレリス』 がデザインされた。
1896年62歳

10月3日、ケルムスコット・ハウスにて死去

 

法人・個人の方お問合せはこちら

法人・個人問わずお問合せはお気軽に

022-225-0564

メールでのお問合せは24時間受け付けております。お気軽にご連絡ください。
インテリア相談、リモ-トの場合Zoomを使います。

インテリア相談

ごあいさつ

伊藤博司

当店は「早く帰りたくなる家」テーマに、ヨーロッパの豊かな暮らしをお客様と一緒に考えるお店です。

親切・丁寧な対応をモットーとしておりますのでお気軽にご相談ください。