ヨーロッパでは、18世紀まで大聖堂や協会だけに使われていて、宗教画が描かれています。 19世紀後半にはイギリスで、ウイリアム・モリスを中心に手工業の高度な 職人技術を残そうとして、「アーツアンドクラフツ運動」がヨーロッパ諸国で盛んになり、アール・ヌーボー様式が生まれました。

 その後　海を渡りアメリカでは、ルイス・ティファニーによって独特なデザインで新しいステンドグラスの様式を作り世界中にひろめた。

 「アンティーク・ステンドグラス」は、色ガラスの組み合わせで輪郭を作り出来上がった物に、手描きで宗教画などを描いて焼付ける技法で作られています。今でも手直しをしながら数百年もすぎても色や輝きは変わることがなくきれいです。

色ガラスが室内に光を　通し明るくなりその上に描かれた絵が浮き上がり絵画とは違った神秘的な世界を作り出しているように思えます。現代のステンドグラスは、色ガラスの組み合わせのものが多く手描きのものは少ないようです。

 それから数年後に　直接英国アンティーク家具を買い付けることが出来るようになり何度か　イギリスに行き、初めてイタリアの大聖堂で見たようなステンドグラスにまためぐり合いました。

はじめのうちは　お客様が気に入ってくれてもハウスメーカーや施工業者の人に今まで使ったことがないので　出来ないと断られることが多く窓に入れることが出来ませんでした。室内ドアに入れる方が多くなり、一軒・二軒と外壁の窓にステンドグラスを付ける家が増えたら、お客様から絵とは違った形で楽しめ、太陽の光で色とりどりのガラスきれいで、部屋がるくなり広く感じ　ステンドグラスを入れてよかったと

皆さんに喜んでもらえるようになりました。数年前に今リフォームの仕事を手伝ってもらっている「DADA工房」の建築家　佐藤忠幸さんに設計してもらい家を建てました。そのときに　英国アンティーク・ステンドグラス5枚外壁や室内ドアに入れデスクを置き毎日パソコンをしたり本を読んだりして、目の前でステンドグラスを楽しんでいます。これから新築やリフォームを考えている方には、ホントお勧めです。

私たちがテレビや雑誌などで見かけるヨーロッパの教会・寺院などの壁にはめ込まれている色鮮やかなステンドグラス。ヨーロッパ古来の伝統技法で色ガラスを組み合わせて手描きでペイントした宗教画が多く見られます。

その中で日本に輸入されている英国アンティークのステンドグラスは家庭で使われていたものが多く、花や鳥の絵柄がきれいです。ステンドのグラスには半透明や不透明のガラスが沢山使われています。外壁につけると太陽の光がステンドグラスを通して赤・黄・緑などの光を部屋の中に映し出しとてもきれいです。色とりどりの光が輝き神秘的です。東側の壁に取り付けると朝日がまぶしいほど目の中に飛び込んできます。なんともいえないガラスの透明な部分と半透明な部分の陰影が魅力的です。